みっか坊主日記 弐(2)

手裏剣(しゅりけん)道場の師範がつづる突発的ダイアリー<続編>

サムライ先生、日本語を教える

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●私は3年ほど前に「発作的な転職」をしました。
それから今日にいたるまで、日本語学校で教鞭をとっています。

●ちなみに日本語学校とは、外国人や帰国子女に日本語を教える教育機関のこと。
若いころは権威的なものへのアレルギーもあり、「警官と教師にだけはなりたくない」と思っていました。
が、歳をへて丸くなったのか……日本語学校の「国際性」にチョッとひかれて教壇デビュー。

●ところがドッコイ、就職した学校は予想だにせぬ無法地帯でした。
まず私が着任するのと同時に、教職員が一斉退職したのです。
これは、むろん寝耳に水。

●学生は、けんかっ早いウズベキスタン人から、漢字が書けない中国人まで、ワールドワイドな劣等生がそろっていました。
職員も、規格外の変人ばかりでビックリ。
しかし、かくいう私も「サムライ先生」と呼ばれたりして異彩を放っていた……みたいです。

●そんな「知られざる日本語学校」をつづった自著が、来月出版されます。
キッカケをくれたのは、手裏剣入門書を刊行してくださった並木書房の奈須田社長。

●武術家である私が、野放図な外国人といかに向き合ったか?
過酷な国際交流の現場を、軽いタッチでまとめました。

●書籍タイトルは「サムライ先生、日本語を教える」。
現役日本語教師のマンガ家・小松直之さんが書きおろした四コマ漫画も収録。
私の武術動画QRコードも付くのですけれど……これは残念ながら、ケータイを持っていない私自身は視聴不可!

●興味ある方は、どうぞご一読ください。