みっか坊主日記 弐(2)

手裏剣(しゅりけん)道場の師範がつづる突発的ダイアリー<続編>

雑司ヶ谷鬼子母神堂散策

池袋駅は、毎週道場がよいで利用している都内屈指のターミナル駅
ただし、私は路線を乗り換えるだけであって、池袋の街にくり出すことはほとんどありません。

●その理由の一つが壮絶な人ごみです。
肩をぶつけ合って進む……あの人波は、なるべくなら遠慮したいもの。
しかし、駅から少し離れると、意外と閑静なエリアが広がっているのも事実です。

●駅から徒歩7、8分の雑司ヶ谷鬼子母神堂かいわいは戸建てが多く、実に落ちついた雰囲気。
「井戸から掘りだされた」という鬼子母神像をまつる「雑司ヶ谷鬼子母神堂」は、参拝みやげの「すすきみみずく」が有名です。
昨今は、境内にある江戸時代創業の駄菓子屋も注目を集めているとのこと。

●先日、妻とのデートで、久しぶりに鬼子母神堂をお参りしました。
参拝後、みみずくをあしらった「身体健全守」を彼女にプレゼント。
「かわいいですのう!」と、大喜びでした。
でも、たいてい……すぐになくしてしまうんだよなぁ。

●さて、そこから都電「鬼子母神前駅」の線路沿いを散策しました。
大収穫は、「日本酒屋」という酒屋の発見。
マンション2階の一室に店を構えており、何だかあやしいムードでしたが……お向かいの「大鳥神社御神酒」もあつかっているという超穴場でした。
私は、和歌山産の限定酒を購入。

●「購入者には蔵元の酒粕をつかみ取りでプレゼント」とのことで、思いがけぬ上物の酒粕を頂戴しました。
灰色がかった市販品とはまるで別次元の芳醇な香りです。

●帰宅した後、妻に甘酒をこさえて献上。
「うみゃい。素朴でいいじょ!」と、大絶賛されました。
調子にのった私は、冷蔵庫にあった大根・山芋・キャベツを次つぎと漬けこみ、スーパーで半額だった石川県産のするめいかも粕漬にしました。

●ただ今、それらをつまみに晩酌中です。
うみゃい!