みっか坊主日記 弐(2)

手裏剣(しゅりけん)道場の師範がつづる突発的ダイアリー<続編>

北区飛鳥山博物館の話

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●冬の風に逆らって自転車をこぎこぎ、北区飛鳥山博物館で開催中の「JOMON土器 VS YAYOI土器」を見てきました。
区内で出土した縄文土器弥生土器を比較展示する、考古学系の催しです。

●展示数14点という小規模な企画ながら、なかなかこった内容でした。
「縄文と弥生の差異って、やはり後進性・先進性では語れないな」という感想を抱きました。

●なお同館では、NHK大河ドラマで放映中の渋沢栄一に関連する特別展もやっており、そちらはすごい人だかりでした。
隣接する渋沢史料館なんて、だれも見向きもしなかったのに……「テレビの影響力って本当にコワい!」とたまげた次第。

●また、渋沢栄一グッズを販売する「おみやげ館」なるものも、いつの間にか飛鳥山公園内にオープンしていました。
地元事業者などとコラボしたオリジナル商品が並んでおり、これが目を疑うようなプレミア価格だったので、ビックリ仰天。
それでも、飛ぶように売れていくのを目の当たりにし、「テレビの影響力って本当にコワい!」と改めて実感。

●おみやげ館に隣接する管理事務所の壁面には、渋沢栄一を「鬼滅の刃風」に美化したアニメイラストが描かれていました。
「さえない校長先生みたいな風貌のオッちゃんを、こんなジャニーズ系にしちゃうワケ?」
私は苦々しい思いで、「これって悪ノリじゃないの?」と首をかしげました。

●まぁ、地域振興の一助とあれば仕方ないのだけれど……「しぶさわくん」という手のひらサイズのヌイグルミは1体5,500円。
「これも悪ノリじゃない?」とあきれ果てました。