みっか坊主日記 弐(2)

手裏剣(しゅりけん)道場の師範がつづる突発的ダイアリー<続編>

上野散策

●長く続いたコロナ規制の反動もあって、この大型連休は大混雑するとのこと。
そのため遠出はやめて、上野かいわいを散策することにしました。

●まずはアメ横へ向かい、「摩利支天徳大寺(ましりてんだいとくじ)」を参拝。
徳大寺は、「良い品が何でも安くそろう」のキャッチフレーズで知られる二木の菓子の真上に鎮座する日本三大摩利支天の一つです。
その日は亥の日にあたる大祭で、いのしし年生まれの人には格別のご利益があるのだとか。
意外とすいていおり、心静かにお祈りができました。

●その後、中国人留学生オススメの中華料理屋に入店。
トマトで煮込んだ牛肉スープの定食を注文しました。
「本場中国の味」と聞かされていたのですが……案の定、ややボヤけた微妙な味わい。
中国の料理は、香辛料や油をガンガン投入する反面、塩加減が足りないことが多いのです。
「ダシかしょう油、さらにニンニクをたし、もっと肉を煮込んだらオレ好みなのになぁ」と、レシピの工夫を考えながら完食。

●そこから、上野公園の野外イベント「上野の森親子ブックフェスタ」に移動しました。
約4万冊の絵本や児童書が販売される催しです。
私は、赤ちゃんとママ社の「にんじゃなんにんじゃ」という絵本に注目。

●興奮してページをめくってみたものの……手裏剣紹介のページに、棒手裏剣が見あたりませんでした。
ガッカリしていると、ブースの係員から「約一時間後に著者サイン会があります」とのアナウンス。
「1時間ねぇ……」と、しばし迷ったあげくに断念しました。

●ヘタクソなりに、絵心には多少の自負があります。
武芸ネタで、絵本を書いてみようかしらん。