みっか坊主日記 弐(2)

手裏剣(しゅりけん)道場の師範がつづる突発的ダイアリー<続編>

ブレーキの話

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●先日、両国かいわいを散歩しました。
そして、「鍼灸あん摩博物館」と「ブレーキ博物館」をめぐった次第。

鍼灸あん摩博物館は、「管鍼(かんしん)法」を考案した杉山和一(すぎやまわいち)ゆかりの江島杉山神社に隣接する施設です。
またブレーキ博物館は、中山ライニング工業の営業所2階に開設されている資料館。

墨田区には、この手の企業ミュージアムが点在しているのです。
ショールームみたいにこじんまりしたものばかりですが、マニアにはたまらないコアな開放施設となっています。

●ブレーキ博物館では、自動車、オートバイ、新幹線のブレーキ部品が展示されていました。
自動車のディスクブレーキは、トラック、スポーツカー、軽自動車などの種類によって、ブレーキパッドの大きさや材質がかなり異なるのだとか。

●つまり、車種ごとに鉄やセラミックなどの配合率を変えて焼成しているそうで、表面がザラザラしているトラックのブレーキパッドは、包丁の砥石にも使えそうなシブい質感です。
「欲しい!」という衝動にかられましたが、使い道が今一つ思いつかず購入を断念しました。
なお、そのお値段は、軽自動車用なら5千円程度、トラック用なら数万円ほどとのこと。

●意外と単純な構造でありながら、コンマ数ミリという精密さで機能するブレーキの世界に大興奮したものの、同行した妻はどうも退屈している様子。
マズい……。
彼女の不機嫌にブレーキをかけるべく、慌ててランチを食べに移動しました。

●あぁ、板橋にオープンしたという「駄菓子屋ゲーム博物館」にもいきたいんだよなぁ。
「妻は誘わず、一人でいくのが賢明かな?」と、思案中です。