みっか坊主日記 弐(2)

手裏剣(しゅりけん)道場の師範がつづる突発的ダイアリー<続編>

ドールメイキングの話

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●中村正(なかむらただし)という人形作家のワークショップにいってきました。
中村氏は、紙粘土に布材を張りつけるという手法を駆使し、さまざまな動物人形を即興制作するパフォーマンスが得意なアーティスト。

●「人形はできあがるまでの過程が一番楽しく、魅力的」なのだそうで、彼はドールメイキングのイベントを各地で開いています。
今回は町田市にある「マチノワ」というアートスペースでワークショップが開催されました。

●参加者は、ほぼ全員女性。
中村氏も、どちらかというと中性的なしゃべり方をする人ゆえ、アウェーなムードでした。

●ところで最近、同性愛者に限らず、女性的な言葉づかいや仕草をする男の人が、私の周りでも急増しています。
どうしてでしょう?
不快ではありませんが、どうも不可解です。

●それはさて置き、私はミツユビナマケモノの制作にチャレンジしました。
しかし、まったく思うように作れませんでした。
完成した作品は、「地獄からはいあがったドラえもん」といったアンバイ。
これじゃあ、ナマケモノというよりはバケモノです。

●が、中村氏は、「最後にかぶせた布がいいインパクトになりましたね」などと、心優しくコメント。
その配慮が、かえって針のムシロでした。

●帰宅後、私の妻は「何これ? モグラ? サル? まさかドラえもん?!」とマユをひそめました。
そう、それでいい。
「あっ、これ、カッパか!」
そのくらい無遠慮なほうが、ホッとするな。