みっか坊主日記 弐(2)

手裏剣(しゅりけん)道場の師範がつづる突発的ダイアリー<続編>

房総旅行の話

●1泊2日で、千葉県をふらふらと旅行しました。
まずは、石射太郎(いしいたろう)という巨人の伝説が残るハイキングコースをたどり、高宕山(たかごやま)を登頂。

●ここは起伏の少ない尾根道が大半で、今くらいの時期ならラクに登れます。
また、石切り場跡が点在しており、岩場を削ってつくった石段も多く、鎌倉あたりの古道をほうふつとさせる風情があります。

●わが妻は、山頂手前の観音堂で見かけたこま犬にベタぼれ。
「マクラ型のこま犬だじょ。ブサイクすぎてカワイイッス!」と、ほおずりせんばかりでした。
ただし、この山……登山中は気づかなかったのですが……実は、9年前にも夫婦で訪れていたらしい。
「ずいぶんとヤキがまわったものだ」と、あきれはてた次第です。

●さて、その日は、黒湯で知られる養老温泉の「川の家」へ投宿。
マンガ家のつげ義春に高く評価された同宿の湯は、少々熱めでした。
私はシャワーの冷水を適宜かぶり、美肌の温泉を心ゆくまで長湯。

●夕食後は、この時期限定のホタル鑑賞ツアーに参加しました。
自生するゲンジボタルの光は意外と強力だったものの……その数は期待したよりひかえめ。
でも、妻はけっこう感動していたみたいです。

●翌日は、地元で狩猟されたシカ肉を購入しました。
地元の酒蔵を訪れて、レアなお酒もゲット。
いすみ鉄道の資料館「房総中央鉄道館」に寄れなかったのは心残りですが、ノンビリしたドライブにマッタリといやされました。