●藍(あい)色はわが国の伝統色の一つであって、武士も「勝色(かちいろ)」といって尊びました。
剣道着には、藍染めされたものが多いです。
●さて先日、「埼玉県立歴史と民俗の博物館」で、久しぶりに藍染め体験しました。
しかし「型付け」の藍染めは今回が初めて。
●型付けでは、まず湿らせた綿布に型紙を置き、その上からモチ粉やヌカなどを混ぜてつくったノリを塗ります。
その後、ノリにおがくずをかけて乾かし、藍甕(あいがめ)で二度染めするのです。
水洗いするとノリのとれた部分だけが染色されず、白く模様が残る……というあんばい。
●ヘラでノリを置く作業が思った以上に難しく、なかなか均一に延ばせませんでした。
が、講師が手直ししてくれたこともあり、完成品は細い線もかなり鮮明に出ていて、私はしばし感動。
●作業時間は約5時間と、結構な長丁場でした。
そこで休憩中、最寄り駅前をブラブラし、肉屋の軒先にて「ドリームジャンボチキンカツ」を発見。
それを歩きながら食べたのですが、お肉がシットリとしていて実に美味でした。
●藍染めは、暗所で1か月間くらい寝かせたほうが定着するそうです。
すると、使いぞめは年末か年始あたり。
いやぁ……あっという間に、今年もあとわずかとなりました。