みっか坊主日記 弐(2)

手裏剣(しゅりけん)道場の師範がつづる突発的ダイアリー<続編>

合田佐和子展

●昭和から平成にかけて活躍した美人芸術家・合田佐和子(ごうださわこ)の回顧展にいってきました。
訪れたのは、三鷹駅前にある「三鷹市美術ギャラリー」。

●合田作品には「ミステリアスな油絵」とのイメージを抱いていたのですが……彼女は当初、ガラス瓶や銅線などを用いたオブジェを作っていたらしい。
それゆえ、いわゆる「キモカワイイ」系の人形が、まずズラリと展示されていました。

合田佐和子は、寺山修司(てらやましゅうじ)や唐十郎(からじゅうろう)のアングラ演劇にも関わっていたそうです。
劇団ポスターや舞台美術原画なども、多数ディスプレーしてありました。

●エログロな作風が目立ったものの、総じて冷淡な雰囲気。
そのためか、どうもピンときませんでした。

合田佐和子は無意識に筆が動く「自動書記」や、UFOの目撃といったオカルト経験を重ね、スピリチュアルへ傾倒していったみたいです。
「まぁ、武術家にもままある傾向だな」と思いました。

●拝観後は吉祥寺まで歩いて、10年以上ご無沙汰だった「井の頭自然文化園」という動物園に入場。
すごい人出でうんざりしました。
一番印象に残った動物といえば……いうまでもなく、ヒト。

●コロナウィルスによる自粛ムードも、そろそろ終わりかも知れません。